05.自分の決断に責任が持てるときが決断のタイミング

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あるクライアントとのコーチングでの話。

彼女は「本当は会社を辞めたい」と話をしていた。大手企業でお給料もよく、責任ある仕事にも就いている。彼女には小学低学年のお子様がいて、今も時短で働いているのだけど、もっと子どもとの時間が欲しい。家族が第一優先にしたいという希望を持っている。

一方、会社側は彼女にもっと能力を発揮して欲しいし、時間的にも働いてくれることを期待している。年齢的にも管理職に近い年代で、リーダーとしての役割も担って欲しい。そんな状況を理解して、彼女はそういうことを期待されるくらいなら、いっそ辞めてしまいたいとも思っている。

でも今辞めてしまうのは…と、踏ん切りがつかない気持ちもある。決して仕事が嫌いなわけではないし、会社が嫌になってしまったわけでもない。むしろ自分の仕事には責任を持ってやる質だし、こだわりをもって仕事をしている。

会社を辞める VS  会社を辞めない という葛藤

こんな時はコーチングをしていても機能しないことがある。相手の気持ちを聞いてAを後押しすると、一方のBを主張し、Bを後押しするとAを主張したりということがよくあるのだ。

こんな時期は決断には向いていない。なぜなら「どちらが自分の心からの望みか」という軸ではなく「どちらがうまくいくか」ということに囚われてしまっている状態だからだ。本当には、どちらがうまくいくかなんてわからない。

決断をするということは、自分の決断に責任を持つこと

自分の決断に責任を取れない時には決めない方がよい。責任を持つというのは、失敗した時に「あなたのせいだからね」責めるというではなく、うまくいってもうまくいかなかったとしても、そこからまた考えれるということ。

クライアントさんはしばらくこの葛藤を味わうことになるだろう。でも、その考える時間がきっとその後の決断を後押ししてくれることになる。

でももし、考えても結論がでないのであれば、葛藤することは脇において、目の前のことに一生懸命取り組むってのもいいかと思う。自分にとって決断すべきタイミングはきっと分かるから。