06.この時期だからこそ不安や恐れの扱い方

新型コロナウィルスの感染予防の影響で、仕事や生活に色々な影響が出てきています。

私の仕事は研修など人が集まってやることが多いため、軒並み中止・延期となっています。この状況を考えると「仕方ないな」と思う反面、売上の落ち込みに「この先どうなっちゃうのかな…」と正直不安や恐れを抱いています。個人レベルだけじゃなく、日本全体の先行きはどうなっちゃうのだろうと。

不安や恐れの感情に支配されてしまうということは、生存戦略が発動するということ。

いわゆる命が脅かされている状況なので「なんとかしなきゃ!」と、この状況を回避するための行動を取ります。その回避行動が本当の意味で安心(自分の生存を保障できるもの)に導かれる行動であるといいのですが。多くの場合は、冷静に物事を判断できない状態のまま、目の前の情報に飛びつくため、安心するどころか不安になることが度々起こります。

今回は「トイレットパーパーなくなるよ!なくなっているよ!」というSNSの情報から、多くの人はトイレットペーパーやティッシュペーパーを手に入れるため奔走しました。高値ででもいいからと、ネットで高くなった商品を手に入れた人もいるでしょう。

しかし、本当に人は安心できたのでしょうか?

スーパーの陳列棚からそれらがなくなった時、さらに不安になった人も多いと思いますし、他に不安なことが生まれたりしているのではないでしょうか。自分の内側に安心が生まれなかったとしたら、その行動は本当の意味では適切ではないということなのだと思います。

この時期だからこそ、不安や恐れの扱い方を知り、賢く生きることが必要です。

まずは、何か行動を始める前に、感情自体を十分感じることをお勧めします。

「この状況が不安なんだ」「恐ろしいと感じているんだ」等々。できればそれを周囲の人に伝えられ、それをそのまんま受け取ってくれる人がいるとベターです。そうすると、事実がちゃんと見えてくるし、取りうる選択肢もみえてきて、わたし達にパワーが戻ってきます。

不安、怖れに絡め取られている状態は私たちの本来のパワーを奪われている状態なのだと思います。

以下は、EQで使われている実践モデルでKCGとよばれているものです。自己認識「知る」Know Yourself/自己管理「選ぶ」Choose Yourself/自己方向づけ「活かす」Give Yourself。

感情を十分に感じた後、KCGの問いに対して自問自答していくことで、不安や怖れを扱うことができます。

EQ実践モデル KCG
  • 「今、自分が感じていることは何?」
  • 「どんな捉え方のクセがある?」
  • 「それは何故?」
  • 「他にどんな選択が現れている?」
  • 「なぜそうするのか?」
  • 「本当に望んでいるものは何?」
  • 「どう捉えることが自分らしい人生につながる?」

また今回の場合は、これを社会全体という問いかけてみてもいいかもしれません。かなりパワフルな問いです。

  • 「地球全体が本当に望んでいるものは何?」
  • 「この状況をどのように捉えることが日本らしい歩み方につながる?」等々

もしかしたら、私たちに何かを気づかせるためにやってきたこの状況。不安、怖れを適切に扱いながら、わたし達がこれから何を創造していくのか。希望を持ち、歩んでいきましょう。